味噌は日本のスーパーフード!
こんにちは😀
お正月気分も抜けてきましたね。皆さんはどの様にお正月を過ごされましたか?
私は恥ずかしながら食べ正月になっていました💦
一番たくさん食べたのが「お雑煮」
本来は新年を迎えるために年神様へお供えしたお餅・農産物・海産物を混ぜて煮て食べる事で年神様から力をいただき一年の無事を祈願して食べるお雑煮。その具材や汁の味付けは地域や各家庭によって異なると思いますが、私の家では野菜たっぷりの味噌ベースのお雑煮が定番になっています♪
お野菜はもちろん有機野菜にこだわりたいですが、お味噌にもこだわりたいですね!!
日本食が世界的にも注目されるようになり、その中でもお味噌は日本のスーパーフードの代表格と言ってもいいのではないでしょうか。
1945年8月9日長崎に原子爆弾が投下され、多くの人が原爆症で亡くなられました。多くの人が苦しむ中、爆心地から1.4kmしか離れていない病院で、秋月辰一郎医師は「「爆弾をうけた人には塩がいい。玄米飯にうんと塩をつけてにぎるんだ。塩辛い味噌汁をつくって毎日食べさせろ。そして、甘いものを避けろ。砂糖は絶対にいかんぞ」と説きました。
実際にそのように解毒対策を施した人は原爆症にはならなかったそうです。それを受けて1986年のチェルノブイリ原発事故の際には、ヨーロッパで味噌が飛ぶように売れたそうです。
原爆症対策には、味噌の他に味噌汁に入っていたワカメ、玄米なども有効だったようですが、現在の日本でも放射能の危険性は叫ばれており味噌の注目度は高まっています。
そんなお味噌も選び方次第で「体に良いもの」にも「体に悪いもの」にもなってしまいます。
皆さんご存知の通り、お味噌は発酵食品です。微生物の働きによって原料を分解(発酵)する事で出来た食品で栄養素の吸収率UP・栄養素の増加、保存性UP・菌の働きにより腸内環境が整い免疫力向上・アンチエイジング、デトックスなどの嬉しい効果がたくさん♪
このような、きちんと発酵したお味噌を作るには大豆・米・塩を1年程度かけてじっくり時間をかける必要があります。材料はたったこれだけです。
時間をかけることで発酵が進み、酵母が育ち、酵素や栄養がたっぷり詰まった味噌になるのです。時間の経過とともに味が変わっていくのも生きている味噌ならではです。
この様に時間と手間をかけて作られる味噌ですが、生産性のみを考え、低コスト・短時間で作られた安価なお味噌もたくさんあります。
そのようなお味噌、成分表示に「アルコール」とか、いかにも添加物の名前が書かれていたりしませんか?
このようなお味噌は通常の1/4程の時間で作り上げられます
酵母は人工的に培養された物を使用し(天然酵母ではない)温醸法で30度を保ち続けて無理やり発酵を進めます。
時間をかけてないがゆえに風味等が足りないとあらゆる添加物を入れ、その添加物の腐敗を防ぐため防腐剤を入れます。
発酵食品なのに防腐剤が添加されるというおかしな事になってしまうのです。
最後に、長期間風味が変わらないように熱処理もします。
熱処理をするんです!!!
熱処理をすると酵母が全滅します。こうなってしまうと、お味噌ではなくただの茶色い物体になってしまいますね・・・
前回のお醤油の記事でも書きましたが、昔ながらの伝統製法で作られる調味料は手間と時間はかかりますが、材料はいたってシンプルなのです。余計な添加物は必要ありません。
ETHOSでは、材料にもこだわった無添加・非加熱のお味噌を岡山県・名刀味噌さんから仕入れ、利用しています。
(名刀味噌さん http://meitoumiso.com/index.html)
ことわざで「味噌は医者いらず」や「味噌の医者殺し」と言われるほど体に良いお味噌。
しっかりと生きたお味噌を取り入れて、日本のスーパーフードの力を感じたいですね。
さて、過去の記事を遡っていただき、お気づきになられましたか?
今回、料理の「さしすせそ」をテーマに砂糖から始まり塩・酢・醤油・味噌と順にブログを書かせていただきました♪
私たちの身体は食べたもので作られます。
食材そのものも大事ですが、その食材を調理する際に必ず使用する調味料こそ、食生活に大きな影響が出ると思っています。
今回の流れの中で「本物」という言葉をよく使っています。
本物の調味料は体によい成分ばかりで、いってみれば〝良薬〟としても働くからです。
しかし、食品添加物を使って本物そっくりにまねている偽物が多く、それは体にとって毒となります。
「本物」と「偽物」を見分ける知識を持ち、安心安全で美味しい調味料を選び健康な食生活のお役に立てれば嬉しく思います(*^^*)
自分で選択が出来る知識と情報を!
ETHOS店長のブログ♪
次回のテーマは「腸内環境」