ヘキサン抽出と低温圧搾

食用油

こんにちは😀

 

先日お客様との会話で教えていただき、私自身もその話を聞くまでは、恥ずかしながら知らなかった事なのですが・・・

国内最大級の食品公害事件をご存知でしょうか?


それは1960年代に起きたカネミ油症事件。


食用油は様々な化学的処理や工程を経ながら作られるのですが、油の臭いを取り除く脱臭工程でPCB(ポリ塩化ビフェニール)が混入してしまったのです。

PCBの加熱によりダイオキシンが発生し、その油を調理して食べた人に皮膚障害、頭痛、手足のしびれ、吐き気、倦怠(けんたい)感などの症状が見られました。

50年以上も前の事件ですが、いまだに後遺症に悩む方々もおられ、さらに恐ろしい事に最初の被害者の子供、さらには孫世代にまでダイオキシン類が母体を通して遺伝し、当時産まれていなかった世代までもが現在もその後遺症に苦しんでいるそうです。

 

たくさんの方が日常的に摂取する油だからこそ、被害は大きく拡大したのですね・・・

 

本来、油は私たち人間にとって必要不可欠なものです💪

身体を動かすための大切なエネルギー源であり、体内でつくることのできない「必須脂肪酸」は食べ物や植物油から補う必要があります。また油を極端に減らすと肌が乾燥したり、吹き出物ができやすくなったり・・・

身体には油が必要であり、「いい油」は病気の予防にもなるのです。

 

身体に必要な油だからこそ安全な油を選びたいですよね。大豆や菜種などの原材料の安全性を確認することも大事になってきますが、今回は油の製造工程のお話を♪

もちろん現在は油を作る工程でPCBの使用はされていません。

では、現在はどの様にして油が作られているかご存知でしょうか?🙄

 

最初にハッキリと書かせていただきます。

大手製油メーカーがつくる食用油は化学薬品漬けで製造されています💥💥

 

ETHOSで販売しているオリーブオイル等は「低温圧搾法」で抽出されたものを取り扱っています。

この方法は原材料から油を抽出する際に、熱を加えずゆっくりと60度以下で圧力をかけることによって搾る方法です。熱を加えないため、原材料にもともと含まれていた成分があまり破壊されずにオイルに残ります。しかし原材料の2割程度の油しか搾り摂る事ができず搾りカスの方にもまだまだ油が残ってしまうため、油の抽出量はあまり多くはありません。なので、コストはかかってしまいますが風味や栄養面で優れたオイルが出来上がります。


しかし利益や作業効率を優先させると、時間をかけずにより多くの油を抽出しようとします。そこで行われているのが「ヘキサン」という工業用の溶剤を使って油を更に絞り出す方法です。これにより99%の油を抽出できると言われています。

 

ここで気になるのが「ヘキサン」ってなぁに??

では、調べてみましょう!!

 

ヘキサン自体は、人体に有害な物質であり、劇薬です。国から劇薬としての指定はされていませんが、以下のような特徴があります。

・引火性が高い。

・蒸発して空気との混合気体は爆発性がある。

・吸入するとめまい、嗜眠、感覚鈍麻、頭痛、吐き気、脱力感、意識喪失が起こる。

・皮膚につくと皮膚の乾燥、発赤、痛みが起こる。

・食べてしまうと腹痛になる。

食品にヘキサンをもちいる際には、残留のないことを使用条件とされていますので、扱いとしては原材料などではなく加工助剤。そのため、表示義務もありません。

 

調べてみるとこの様な事がわかりました 😲


ヘキサンは加熱によって蒸発するので、製品には残留しません。しかし、このような有機溶剤などの化学薬品を使って油の抽出が行われていることは驚きです。

またヘキサンを蒸発させる際の加熱によってトランス脂肪酸が発生します。トランス脂肪酸は善玉コレステロールを減らし、悪玉コレステロールを増やすため動脈硬化を促し心疾患の危険性を高めると言われています。

そして「ヘキサン」を蒸発させた原油はさまざまな不純物が含まれるため、それを除去します。まず、リン脂質を主成分とするガム質(澱)を除去するためにリン酸を使います。さらに油の中にある遊離脂肪酸を除去するために、苛性ソーダを添加し遠心分離します。脱色には活性白土も使われます。さらに、最終製品工程では酸化防止剤としてクエン酸を添加し、業務用の油には消泡剤としてシリコーンを添加します。

 

もう何が何だか分からなくなってきましたね・・・

 

そして何よりも怖いのは、この化学薬品漬けであると言う事を消費者はまったく知りません。このような製造方法は、サラダ油のラベルにはまったく記載されていないので知るよしもありません。

しかし安価に大量生産できるサラダ油などは、このようにして製品化されていることを理解しておくべきでしょう。安価に大量生産できる食用油は、最初から最後まで化学物質頼りなのです。

 

このような製造方法に疑問を持ち、化学薬品も使わずエキストラバージンオイルのように圧搾手法で食用油を製造している中小メーカーも日本に存在しています。このようなメーカーの食用油もスーパーの棚に陳列されていますが、ラベルには大抵、圧搾で油を製造している旨が大きく表示されています。

 

冒頭にカネミ油症事件をお話しましたが、怖いのは、まだ危険性が分かっていない有害物質の残留等です。

カネミ油症事件が起きた当時、PCBの毒性は全く認識されていませんでした。

しかし、PCBはその危険性から現在、新たな製造が禁止されています。

遺伝子組み換え技術や、食品添加物の話と同じで、後で危険だったと分かっても取り返しがつきません。

そうなる前に、日頃から正しい食用油を選んでおきたいですね。

 

 

 

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