ミツバチと農業

ミツバチと農業

こんにちは😀


春になり暖かくなって過ごしやすくなってきたなぁ・・・と思っていましたが、あっという間に日中は少し汗ばむほどの気候になってきましたね💦


暖かくなると昆虫たちを目にする機会も増え、ETHOSでも換気の為に扉を開けていると時々、昆虫たちが迷いこんできます。


実は昆虫に触れるのは、あまり得意ではないのですが・・・昆虫達の姿を見ることで季節を感じる事ができますよね。


さて、小さな体の昆虫達。私たちの食生活を支える大きな役割を持っているのです🐝


 

その中でも特に大きな影響を持つと言われている「ミツバチ」のお話を♪


ミツバチはその名の通り、花の蜜を集めて飛び回ります。その際にミツバチの身体に付いた花粉が、花のめしべに付くことで受粉されます。


野菜や果物が果実をつけるためには、この受粉が欠かせないです。


あるイチゴ農家さんではハウスにミツバチの巣箱を入れて、ミツバチの助けを借りながらイチゴを受粉させて果実を生産するなど、ミツバチは農業において重要な役割を持っているのです。


2011年、国連環境計画のアヒム・シュタイナー事務局長は「世界の食料の9割を占める100種類の作物種のうち、7割はハチが受粉を媒介している」と発表しています。


この様に世界中の農作物の受粉を手助けし、作物に果実を実らしてくれるミツバチの働きは偉大で、国連の科学者組織「IPBES」によると、花粉を運び農作物作りに貢献するハチなどの生物がもたらす経済利益は世界全体で最大年5,770億ドル。日本円にして約66兆円に上ると言われています😲


もしミツバチがいなくなったら・・・

 

農作物は実を実らすことが出来ず、世界的な食糧危機を引き起こす可能性が充分に考えられます。

単純に野菜や果物がスーパーなどから消えるだけでなく、お肉などにも影響が出てきます。

牛や豚などは、受粉が必要な植物を食糧源としているからです。

このように、ミツバチは私たちの食生活を大きく支えてくれているのです。

そう聞くと、ミツバチの姿を見かけると「お疲れ様です!!」と声をかけたくなりますよね😊

 

そのミツバチが世界中で姿を消しています。

日本でも各地でミツバチの大量死や、ミツバチの巣に異変が見られています。さまざまな原因が複合的に影響を与えていると言われていますが、その中でも最も直接的な原因とされているのが、ネオニコチノイド系農薬です。

農薬会社はその影響を否定し続けています。その理由は、決定的な証拠がないからというもの。

 

しかし、影響が決定的になってから規制するのでは手遅れです。

 

このネオニコチノイド系農薬、ヨーロッパではミツバチに対して有害性があると明らかになったことから、使用禁止が始まっています。

20184月に、EUがミツバチに毒性の強い3種のネオニコチノイド系農薬をほぼ全ての用途で使用禁止にすることを決定しました。(但し植え付けから収穫まで温室内で栽培する場合を除く)

フランスでは、2018年からネオニコの全種類が使用禁止になりました。ネオニコ系農薬を使わなくても、収益や収穫に悪影響を及ぼすことなく40%以上農薬を減らすことができる。という研究結果も出ています。

2019年にはアメリカでもネオニコチノイド系農薬を使った農薬製品12種類の登録(承認)が取り消されました。

 

このように世界ではミツバチ減少に危機感を持ち、ミツバチを守る働きが進んでいます🐝🐝

では、日本の動きはどうでしょうか・・・?

 

実は日本は世界と真逆に進み、規制どころか食品残留基準を大幅に緩和して昔よりもひどくなっています。

例えば2015年、ネオニコチノイド系の農薬のホウレン草の残留基準は13倍に引き上げられています。これはEU基準値の100倍にあたる数値です💥💥


「えっ??世界と違い過ぎる!!!」

 

実はこの内容に対して反対する市民が20,000を超える反対署名を提出などしてきましたが健康や食の安全責任のある厚生労働省も、農林水産省も、こうした声に一切答えようとしていません。

そうです。それが今の日本の現実です😰

 

日本で最もミツバチが死んでいるのは田んぼです。

斑点米の原因となるカメムシをころすためにネオニコチノイド系農薬を空中散布しているからです。

でも斑点米はいまや機械で取り除くことができ、田んぼに大量に農薬をまく必要はありません。しかし、現在は斑点米の基準が厳しすぎるために米農家は使わざるを得ない状況だと言います。

「できる限り農薬は使いたくない。」

そう、感じている農家さんも多くおられます。私たちも一緒に声を上げて、ネオニコチノイド系農薬をムダに使わせる政策の見直しを、確実なものにしていく必要があるのではないでしょうか?

ミツバチの恵みに支えられ、安全な食で子どもを健康に育める環境。

そのためには大量の合成化学農薬に頼る今日の農業から、生態系に調和した農業へと転換することこそが根本的な解決の道だと思います。

 

工業生産物のように「今年は少なかったから来年は増やそう!!」と簡単な話ではないですが、有機野菜を選ぶ、ガーデニングの際に除草剤を使用しないなど個人でも出来る事はあります。

もし、ハチの巣の住宅への侵入で困っている時は、養蜂家さんに連絡をしましょう。

大切な蜂を殺すことなく、別の場所に安全に運んでもらうことができます。

ミツバチは大人しい性格を持っていて、むやみにハチの巣に近づいたり刺激をしなければ攻撃してくることはありません。

 

『もしこの地球上からハチが消えたなら、人類は4年しか生きられない』


この言葉は理論物理学者アインシュタインが残した言葉です。

現在の世界の状況を予測して残したことばなのでしょうか・・・。少し考えさせられます。

しかし、ひとりひとりが行動を起こせば、この言葉が現実になる事はありません!!

小さな身体で私たちの命を守ってくれてきたミツバチを、今度は私たちが守る時だと思います。

 

 

 

         

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次回のテーマは「日本人と乳製品」